クリムゾン続騰、今日もラオックス爆発高、35年前に考えたこと

   2015.2.16(月曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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  <クリムゾン続騰、今日もラオックス爆発高、アイフル続伸、カーバイド続伸><35年前に考えたこと>
35年前くらいに、東京日本橋の事務所で、部下10数名を帰した後のただっ広い事務所で、私はデスクに証券専門紙を広げて考えていた。
日経をはじめ、経済専門新聞にどれもこれも「気になる言葉」が並んでいた。「産業の空洞化」だ。
あのバブル華やかなりし「1億総中流化。新品だろうと何だろうと飽きるとすぐ捨てる使い捨てゼイタク文化」時代のころから、日本企業の海外進出が話題になっていた。
今は、日本国民の6割が「生活が苦しい」と感じる時代だが、あの時代は国民生活は希望とヤル気に満ちていた。
時価総額世界一の東証」はNY市場を抜き去り、三菱地所がマンハッタン中心部のロックフェラービルを買収し日本経済は破竹の勢いだった。
産業の空洞化、つまり「日本から生産基地が消えていく」。それが何を意味するのか、頭ではわかった気になってはいたが、要するに当時の私自身にも「実感」がなかった。
当時の私は自宅を新築し、その2年後には別宅を新築し、銀座赤坂六本木、千葉栄町浅草吉原湯の町を豪遊する「成り金」紳士だった。

 ヤバイ話で恐縮だが、裏社会の大物組長の皆さんまで子分を連れて私のところに「挨拶に」来ていた。何かを期待してのことだが、人間の欲望はきりが無い。
夜な夜な、繁華街、高級クラブに連れて行かれても「物騒で」オチオチ酒も飲めなかった。
東証1部超有名運道具メーカーの常務(その後、日本を代表する財界人に出世?)も、青山の不動産会社社長も銀座にある私の事務所に「日参」していた。
当時の株成り金?では、球界最高峰の***勝投手の**氏が、赤坂か青山に超高級サウナを出店したニュースとかが週刊誌のトップ記事だった。私はお会いしていない。
企業は目先の「成長」を追い求め続けていくのだが、成長は無限ではない。
今、若手の仏経済学者ピケティー氏は、「自由主義、資本主義はいずれ壁にぶつかり崩壊する」と警告する。
そうなれば一番喜ぶのは、全体主義国家の中国であり、ロシアであるわけだが、今の時代の自由主義国家に「限界的危機の要素」があるのは確かなようだ。

 幸運なことに、今の地球社会での先導役であるアメリカ経済は好調で「ひとり勝ち」とも言われている。
金融の量的緩和を終了し、金利上げの「出口戦略」は、FRBのイエレン議長の「慎重な舵取り」でまだ先のようだ。
「6月説」もくすぶるが、「年内は無い」との希望的観測もある。私は、ギリシャ問題は楽観視している。中国経済の減速もあまり気にしていない。
だが、確実に世界経済は縮小の苦しみに喘いでいる。ただし、株式市場にはしばらく「追い風優勢」と考えておきたい。
水清ければ魚住まず。明朗会計のグローバル証券市場からは、35年前の「闇の紳士」の姿が消えて、日本経済と東証の地位にも昔日の面影が無い。
みんな、「上海市場」「シンガポール市場」に行ってしまった(と思う)。
ともかく、「東証の大活況」が今の無気力ニッポン、格差ニッポンへの「特効薬、カンフル剤」の「先鞭、キッカケ」となって欲しいものだ。
この不景気時代に「景気がいい」のは、株でヒットをぶっ飛ばしている人たちだけだ。(厚生年金満額、住宅ローン完済、無借金なら、なおケッコー)。

 <クミコさんのヒット曲、絶食系若者たち>
 「広い河の岸辺で」、クミコさん歌唱。
ともかく、前向きな気持ちを失わないことですね。反社会的行為を重ねる人生には「悲惨なさみしい結末」しか待っていない。泣いて死ぬことになる。
自暴自棄になって無抵抗な小学5年生を殺害した22歳の若者は死刑が相当、イスラム国、テロ続発の世相には裁判所も厳しい判断を下すべきです。

 今の20歳代の若者の約半数が「恋愛経験」が無いのだという(驚愕の事実。信じられないが事実なのだ、セックスレス)。
犯罪心理学でいうと「生理学的に欲求不満」、つまりこれが「高じて」陰湿で残忍な犯罪を起こし、突発的な「通り魔殺人」「逆ギレ犯罪」の源泉となっているのだ。
下世話な話で恐縮だが、川崎堀の内、吉原、千葉栄町へ「足しげく」通っているリッチな若者はほとんど凶悪犯罪を起こさない。だから、欧州では公営の娼館がある。
犯罪防止に貢献しているのは確かだ。テロ犯罪も何もかも「不満だから」「貧しいから」凶悪犯人が生まれるのである。

 いつのまにか、「覇気ゼロ」「無気力」が日本の若者の「標準」となってしまった。「プレイボーイ」「スーパーマン」「バイタリティー」「ガッツ」は今や「死語」である。
いつから、こんな日本社会になってしまったのか。このままでは日本民族は増加しつつある移民に主導権をとられて、衰退し滅亡していくだけだ。
「競争」を排し、「みんな1位でゴールイン」、「通信簿は、順位をつけない」「叱ってはいけない」「暴力反対」、その結果が軟弱で陰険な「格差社会」「無気力社会」の到来となった。
ガッツと闘争心に満ちて、自己主張で生き抜いてきた隣国社会には問題はあるが、情け無用の競争社会を駆け上がる生命力も繁殖力も彼らには旺盛だ。
そんな彼らに日本企業はどんどん働く場を提供してきた。
少なくともグローバルな「競争」に負けているのが今の日本社会だ。
多くの海外企業は、採算をある程度「度外視」しても、「日本国へ復帰」すべきである。
「働く場」があるからこそ、東南アジアの経済発展があった。「働く場」の無い日本の若者が無気力化するのは当然の流れなのだ。35年前とはすべてが「逆」だ。
「人手不足」とか言うが、やってることの中身に「違和感」がある。
わずかに頑張ってる「子育て主婦」(勲章ものだ、拍手)の皆さんには「全員が安心して託児所、保育園に子どもを預ける」環境が国家方針として推進されるべきである。
 
 GDP、やっと2.2%プラスに。
「消費税8%」ショックがまだ「尾を引いてる」ということでしょう。
ともかく、ジワジワと明るさが見えてきた。今は、それで十分。市場が疑心暗鬼のときに「相場が反落」することはない。だから「先手必勝」なのです。

日経平均  18004.77+ 91.41(7年7ヶ月ぶりの高値奪還)、ザラ場で、昨年来の高値を更新。
TOPIX  1459.43+ 10.05
売買高概算   24億6667万株
売買代金概算   2兆4327億円
時価総額   524兆7867億円
値上り銘柄数 1188  (昨年来)新高値 189
値下り銘柄数  563  (昨年来)新安値   5
変わらず    111
騰落レシオ(25日)113.70% ー2.76
サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ●○●●○●○○●○●○ 
カイリ率(日経平均) 25日線比+3.04%  75日線比+4.55%
為替  1ド ル 118.57円 +0.30  1ユーロ 135.37円 +0.49

ラオックス321+26、クリムゾン255+32(301高値)、アイフル470+12、東急建設687+15、大豊建設578+60、ブロメディ199+1、
キムラタン9、サハダイヤ19+2、カーバイド227+3、日理化221+3、日経2倍14580+150、Oak366+19、原油ブル5200+150