続・スマホ依存症

   2015.3.5(木曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、1981年創業元東京経済企画室)

                                        http://www.tokiwa-kabu.com

 <続・スマホ依存症>
昨日夕方のNHK番組「クローズアップ現代」の放送内容は全国に波紋を広げているようだ。
重度のスマホ依存症(本人は意識していない)の人の目つきというのは、キレたときは「アルコール依存症」の人の目線と「ほとんど同じ」だ。
むろん、日ごろのうまくいっていない社会への閉塞感などの複合作用の積み重ねといった要素の比率も大きいのだろう。目線は驚くほど幼稚でさえある。
本人は、相手をまっすぐ見ているつもりなのだろうが「目の芯」には「力が無く、虚ろ、ポッカリと<白濁>して穴が開いている」。
つまり「死んだ魚の目」そのものなのだ。一面では、悲しくて貧しい「こけおどかしの」張子の虎の目線なのだ。
普段、目を酷使していないぶん、酒乱の人間のほうがまだ「目力(めじから)」があると言えるかも知れない。
心理学的には、ほぼ「意識は仮死状態のままで」「ほぼ何をやっているか分からない状態で」相手に危害を加える。多くの「犯罪」がコレだ。
攻撃心と威嚇、恫喝というある種の「高揚感」の中で、自らの劣等感を「麻痺」させる(快い)行為は、中学1年生殺害事件の18歳の犯人とまったく同じ犯罪心理だ。
「酔っ払い」が暴れる場合も同じである。頭に血が上って「歯止めが利かない」。まさしく、「精神疾患者のストレス発散行為」。

 現代社会は、限りない「利益の追求」「利便の追及」の陰で、「人間性本来の情緒感覚の喪失」という大きな「代償」を払っている。
当欄では、10年前から「自動車産業」の後を担う日本の基幹産業候補として「ロボット産業」を提唱してきた。
「じゃあ、安川電機を買えばいいんでしょうか」という気の早い投書も10年前に届いた。
将来を見据えれば、今の<スマホ依存症>現象が、家庭生活や健全なプライバシーを破壊しているのは、来るべき「ロボット化社会」への「警鐘」でもある。
人間と言う存在は、「頭脳」を駆使して「解決策」を模索するという作業を通して「脳が進化」してきたのだ。
本来、人間の「前頭葉」が働くべき場面で「その役目を省略して」スマホが即時に「答えを提示する」、この一連のプロセスが
人間にとっての精神衛生上の「害毒」を発生せしめ、個々人の「人間性」の内面に蓄積していくわけだ。
ドラエモンの「どこでもドア」が発明されて(重力によって光速は減じられるので、時間差旅行、タイムスリップは可能)カンタンにどこへでも移動できれば「足」はいらない。
「足を使わない」人間はどうなるか? 「病気」になる。だから、「便利」は「害悪」、「無駄な努力」は「必要」なのだ。
正常だった「脳」が、その本来の機能(出番)を奪われれば「変調」を来たすのは当然のことなのだ。糖尿病患者には「散歩」が必要なのである。
生来が健全で「抵抗力のある」人はダイジョウブだが、多くの人は「病原」に感染されやすい弱い固体なのだ。

 当欄は、発足当初から現代社会の「ひずみ」について様々な提言を行ってきた。
道徳論はもちろんのこと、法律論も、政治論も、経済論も・・。私が述べてきたことから具体的には、柔道、剣道の「正規教科」定着が実現した。
そして今から3年後に実施される「道徳教育の正規教科」政府決定を受けて、今現在、小中学校の教育現場では「試行錯誤」が続いている。
おおむね、良好な雰囲気の中で<思いやり>等の「授業化」の準備が進んでいるのではないのか。
従来からの私の主張の通り、「論語」「ニーチェ」(福沢諭吉の)「儒学」の教科書採用を期待している。
今の私は好意的な目で事態の推移を見つめている。たぶん、安倍総理と私とは、かなり価値観が近いのであろう。
いつの日にか、やしきたかじんさんのように「俵山温泉でご一緒に」とは申しません(笑)。ご近所、私とは同郷の竹下復興大臣に伝言しておきます。

 このたびの「スマホ依存症」だけでなく、これから「人間本来の尊厳」を犯す様々な社会現象がこの世に利便性と引き換えに出現してくるに違いない。
「秒速30万キロ」これは、「光の速度、光速」だ。138億年前にビッグバンから誕生したこの宇宙に、これ以上の「速度」は存在しない。
これは「1秒間に地球を7回転する速度」だ。比較にならないほど「遅い」が、アポロ月世界宇宙船ロケットは最速時で「時速4万キロ」だった。
今現在、我々は「火星」へ人類を送り込もうとしている。すでに、多数の応募者が殺到している。日本も熱心だ。
有史以来、我々人類が蓄積してきた「人間らしさ」とは何なのか。叶うなら、中国、ロシアの首脳に問いかけて「回答」を聞きたい。
その「視点」が欠ければ、人類は自ら「崩壊」する。相集う「コミュニティ」こそ、「人間社会」だからだ。
「火星へ移住」するのが、人口爆発の人類の究極の目的ならば、「道徳」の定義付けこそ「根源的な大儀」でなければならない。
その意味で、自民党安倍政権の掲げる「アベノミクス道徳論議」が、日本社会の真の建て直しに貢献することを期待して止まない。
6ヶ月間の「火星旅行」、それは人類が初めて直面する「哲学」の世界なのである。

日経平均  18751.84+ 48.24
TOPIX  1523.72+  6.71
売買高概算   18億2465万株
売買代金概算   2兆1555億円
時価総額   548兆4659億円
値上り銘柄数 927  (昨年来)新高値 112
値下り銘柄数 794  (昨年来)新安値   1
変わらず   139
騰落レシオ(25日)117.83%ー3.30
サイコロ(日経平均) 9勝3敗 ○○○○○●○○○●●○ 
カイリ率(日経平均) 25日線比+3.40%  75日線比+6.34%
為替  1ド ル119.82円ー0.16
     1ユーロ132.26円+0.46

クリムゾン197+14、キムラタン9、ブロメディ208+1、ラオックス332-3、日本製麻65+6、南海辰村74+6、日経レバ15090+60、東電469+3、
関電化836+7、東急建設711+3、井筒屋69+6、福島銀行95+2、飛島建設254+2、ウライ149+7、東理104+2、富士石油429+9、
ストライダーズ88+5、日本通信620+43、ヘリオテクノ481+6、アイビー244+1