松浦てつおの本、ラオックス続伸

 2015.1.31(土曜) 音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室) 休日版

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 <松浦てつおの本、ラオックス続伸>
私の著作物は、官公庁関係にも贈呈している。
いつの日にか、全国の小中学校、公立図書館に「松浦てつおの本」が常備されていること、それが「私の夢」なのである。
宮沢賢治石川啄木、(ずーずーしいが)松浦てつお、そんな図書館の「書棚」の姿を「妄想」している。
三つ子の魂百まで、類は友を呼ぶ。悲しいかな生来の悪い資質まで変えることはできないが、正義感、公徳心、努力の大切さ、幼少期に教えることが肝要だ。
儲けとか損とか度外視して、私の著作物が全国に行き渡ること、願わくば「ベストセラー」になること。
そのことによって、私の愛するこの日本国の将来に明るい道筋を示したい(意気込みだけは、稀有壮大)。「108歳までに目標達成」。
極論すれば、ブログ開始11年、さらに遡れば新聞各紙に公表してきたはるか昔からの文章の数々、すべての目標が「その日のため」にある。

 アラブの不幸な子どもたちの姿を報道してきた戦争ジャーナリスト「後藤健二さん」の姿勢も私と共通するものがある。
イスラム国から一日も早く解放されることを日本国民として願うものである。多くの日本人は、彼の価値観を支持している。
先日も、自動小銃を手に戦う少数民族クルド人の女の子たちのことを書いたが、これも戦争ジャーナリストの皆さんの「報道」で知ったことである。
イスラム国が解放を要求する女子死刑囚は、家族全員が過激思想の持ち主で、弁護士が語るところでは「アメリカを憎む価値観は一生変わらない」という。
価値観が違う者同士がいっしょに暮らすことは不可能だ。夫婦であれば離婚することになる。対立して殺しあうのが自然の成り行きだ。
最新のニュースでは、尖閣諸島のわずか300キロ先の島に、中国人民解放軍は、攻撃用ヘリコプター基地を着々と建設中だ。
「戦争」は避けたいが、誰もが「偶発的衝突」を危惧している。アメリカとの連帯が、日本国の命綱だ。
ロシアもウクライナで容赦なく「戦線」を拡大し、欧米、NATO軍との衝突が危惧されている。世界中で「戦争」が拡大している。

 ずーっと「殺人」を夢見ていた19歳の名古屋大学女子学生は77歳の被害者を手にかけて「ついに、やった」と叫ぶ。逮捕されても罪の意識が無い。
年末のNHK紅白で「藍綬褒章」をポケットからちらちら見せる某有名歌手。やるべきじゃなかったという、ネットの書き込みが多かった。
先日、史上最多33回目の優勝を飾った横綱は審判部批判の失言で世間のひんしゅくを買う。せっかくの18年ぶりの「15日間連続満員御礼」なのに。
なにやら、今の日本社会は肝心な「基盤」がグラグラしている。
これも、国際的に「衰退」を続けるこの国の現実だ。32回優勝の大鵬親方の未亡人は言う、「残念です」。
双葉山の12回優勝は年2場所時代のものであって「36回優勝」に等しい。昨年のプロスポーツ大賞2位の栄誉に「傷」がつく。

 子どもが、社会的に「不穏当」とされる言動をすると、今はまだ多くの親は「叱責する」良識を保持している。
しかし、NHK紅白の一件も、横綱の失言も、殺人願望の女子大生も、私の直感では、後「20~30数年」も経つと、どこかで「許容される」無秩序、無節操な社会が来ると思う。
おそらく「しつけ」というコトバもやがて「忘却のかなたに」消えていくのではないだろうか。日本文化の深奥、内部からの崩壊。
これは、価値観の多様性とは「一線を画すべきモラル」の問題だ。モラルが音をたてて崩壊している社会、それが今の日本だ。
若い世代と高齢者の世代との価値観の対立を、戦後社会の「鬼っこ」、不道徳、無軌道の象徴と看做す考え方もある。
おそらく「日本独自の憲法」を制定しようとする人々の中には「そのことへの危機感」が根本的な発想のベースとして存在するのだ。
その一点においては「日本独自の憲法」(自民党の悲願だという)の意義に必ずしも反対するのではない。
そしてそれは、おそらく「自由の束縛」「言論の統制」「息苦しい社会」へと「回帰」していくのだろう。我々の自業自得ともいえる。

 つまり、先人たちが多くの血をもってやっと手にいれた自由主義、民主主義の「タカラモノ」を失うことを意味する。歴史は繰り返す。
そして、100年、200年の歳月をかけて「自由民権運動」「女子参政権」のような「復古運動」が未来の本来的な道徳観の「目覚め」のもとに(またぞろ)「大衆運動」となるのかもしれない。
ローマは一日にして成らず、そしてある日、岩盤の文化は「おごりと、無節制のツケ」が基盤を腐食させ浸食していつのまにか「崩壊」していった。
高度文明社会は、不道徳、無軌道を引き金にして滅んでいくというのが、歴史が教える教訓だ。
深い哲学視野と、謙虚な教養が「救い」へのかすかな「道標」ではある。
教えないと「学ばない」、痛みを知ってやっと「覚醒」するのが、「人間の性、業」なのである。
福井の名刹「永平寺」では、杓で修行者の肩を「一日千回」打ち据えるのだという。座禅を組み、瞑想し、打たれて痛みに耐える。
中曽根総理、江夏豊投手、王貞治etc、多くの著名人も永平寺で「心の邪悪」を断ち切った。
我々が、本来の日本国憲法の趣旨を正しく社会に生かせていない現状にこそ、憲法改正論議の根底の命題がある。
異論はあるだろうが、無制限な移民の受け入れはおそらくでたらめな社会風潮を促進する。治安も悪化する。
そこに全体主義国家の「付け入る隙」が生まれる。

 ちょうど今、気鋭の仏人経済学者ピケティー氏の「格差社会」著作への論議が社会問題化しているが、自民党の論理にも。民主党の論理にも、それぞれ一長一短がある。
今日の私が提起しているお話は、格差社会論議に、そのまま直結する本質的な問題提起なのである。
私が提起してきた人格、品格の「論題」と、根本に流れる思想は同じことなのである。
「民主主義社会の崩壊」を、我々は今こそ、水際で食い止めなければならない。
そうでなければ、「第二次世界大戦の屈辱と悲劇」から得た「教訓」が水泡に帰すことになるのだ。
そのポイントが「道徳教育」なのであり、「道徳まがいの読本」で子どもたちを「野放しにしてきたツケ」が、今の無節操な閉塞感社会なのである。
格差社会への不満が、中国では「反日運動」にすりかえられている。小笠原諸島での中国漁船の「サンゴ密漁事件」も、無縁ではない。
不満のはけ口を求めるのが市民であり、規制の網を張るのが国家権力である。
銃殺刑は、全体主義国家においては普通のことなのである。何も言えずに、生意気を言うと銃殺される、そんな恐怖社会がすぐ目の前にある。

 投資家の皆さんには株式投資の道筋を示すことによって、生きる意味を問いかけてきた。
「古い人間」の感覚こそが、この国を立て直す(と、ばかりは言えませんね。笑)。
相場の世界においても、邪悪の道が長続きするはずがない。
昨年一年間、「ラオックス」を一貫して中心にして解説してきた。
先日書いたように、今年前半も「ラオックス400円、日経平均1万8500~19000円」を機軸の目標として書いていく。
その他の低位材料仕手株群にも、出遅れ感、相場全体の底上げ感が次第に意識されることになるだろう。
2020年東京オリンピックまでは、間違いなく日本への関心は高まる。株も上がる。

 今後も、命のある限りにおいて、私の姿勢は変わらない。今、新たに「音楽活動」も視野に入れている。
どのような束縛、どのような圧力が仮にあったとしても屈しない。
それこそが、今の日本国憲法が保障する言論の自由なのである。
むろん、公共の福祉、公序良俗に反しない限りにおいての話である。

 古い蔵書を整理していたら、憲法の基礎参考書に、学生当時の出席授業日程がペン書きされていた。
月曜日、刑事訴訟法(田中教授)231号教室、刑法2部各論(沢登教授)152号教室、外国法英米法1部(小堀教授)351号教室
火曜、商法1部(崎田教授)324号教室、行政法1部(浜教授)231号教室、民事訴訟法1部(小島教授)551号大教室
水曜、民法1部(関口教授)551号大教室、刑法1部総論(下村教授、司法試験選考委員)、体操(桑原講師)
木曜、数学(シギ沢講師)223号教室、、英語1C(森松教授)357号教室、経済原論(加藤教授)551号大教室
金曜、哲学(川原教授)、独語2D、2の2(竹内教授)220号教室、英語2B、2の12(岡教授)211号教室
土曜、民法2部物権法(船越教授)151号教室、憲法(川添教授、NHK憲法講師)351号教室、英語2B、2の21(五味教授)455号教室
青春は二度と帰らない。中央大学法学部は、昔から苦学生が多いという伝統があった。
みんな素直で勤勉で、粗野で粗暴なヤクザ性格のひねくれた若者は、少なくとも私の周囲にはひとりもいなかった。

 水金地火木天海、太陽から見て近い順に並べた七つの惑星だ。
以前は、八つ目に「冥王星」(月よりも小さい)が挙げられていたが、おなじ周期に他の天体が発見されて「惑星」ではないとの結論になった。
私は、この地球もいずれは火星の姿になると書いたが、つまるところ私の道徳観は「祖国愛、地球愛」に発しているのである。
週末のNYダウは、またしても251.9ドル安の暴落です。週明けの東証は、逆張り、突っ込み買いが正解。

日経平均  17674.39+ 68.17
TOPIX  1415.07+  1.49
売買高概算   26億7363万株
売買代金概算   2兆7545億円
時価総額   510兆0044億円
値上り銘柄数 1177  (年初来)新高値 206
値下り銘柄数  561  (年初来)新安値   8
変わらず    125
騰落レシオ(25日)107.22%
サイコロ(日経平均) 8勝4敗 ○●○○●○○●○○●○ 
カイリ率(日経平均) 25日線比+1.69%  75日線比+4.76%
為替  1ドル 117.83円  1ユーロ 133.58円

 <読者からの声>
「てっちゃん先生

年末に届きましたCDブック、ゆっくりと聞いておりますが、なつかしい童謡から先生の若かりし恋の物語、ご家族との思い出までもが詰まった内容で、
先生の長い人生を感じるもので、また演奏(録音)風景までもが伝わり、楽しませていただいてます。大切にしたいと思います。
詩集の方も併せて、今後も折に触れ何度も読み返してみたいと思います。

ところで、DCに入っている19曲目の曲(インストゥルメンタル)は、タイトルが無いのですが、何という曲でしょうか?」
横浜市、航空会社ボーイング777機長)