般若の会、K氏

 2015.3.12(木曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、創業1981年元東京経済企画室)

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 <般若の会、K氏>
最近、あんまり話題にならないと思ってたら「真打ちの昭和伝説の人」<K氏>がお元気らしい。昨日夕方6時のニュースでNHKはじめ各局で放送された。
この人に比べたら、私は「露払い」くらいなものですねえ。宮地鉄工の仕手戦は余りにも有名。やり過ぎて「当局」に睨まれた。
確か、神田明神だったかなあ、ぼろ儲けの会員の皆さんが彼を先頭にしてねえ、ドンちゃん騒ぎのお祭り行列(テレビ生中継。大衆に愛された仕手本尊だったのは確かです)。
当時、密かに語られたのは、「大口顧客を彼に奪われた大証券が」裏工作した「事件」だとか(風説、伝聞)。とにかく、スケールがでかい。
俗に「般若の会」、たまに私も見ますけど、年間、HPがほとんど書き換えられることはない。
ちなみに「てっちゃんの株式教室」は、趣意と主要部は変わりませんが、枝葉の書き込みではちょくちょく鋭意変更の「改善の努力」を惜しみません。
確か、TV報道では「加藤あきら」さん、73歳だそうです。「晩節」は汚さないほうが良い(ご忠告)。
報道によれば、株価操作で「50億円以上」の売却益を「不正に得た」とのことです。ガサ入れの捜査陣は、「立件」する自信があるんでしょうね。

 思うに、今の若者がまだ生まれていない頃の、かつての「誠備グループ事件」からの当事者間での「因縁」が尾を引いてるような「気」がする。
実際に株価操作?をしようとすれば、とんでもないエネルギーが要るのです。
風説の流布」ではなくて「自分の考え、意見、見解、見通し」を「流布」すればよい。「言論の自由」とは、そういうことです。
彼の過去の「名声」を利用している若い「黒幕」が別に存在する可能性もあるように思うけれど、実情はどうなんでしょう。
アノ時代の「熱狂」を知ってる者からすれば、今の相場なんてまるで火が消えた状態。情けない。シンガポール、上海はもっと活況だ。
自由闊達で社会には明るい活気があって、(チマチマした規制が無くて)いい時代でした。

 とにかく、一昨年から昨年にかけての「過去の話」は、そろそろ「アク抜け」にして、「健全な仕手系材料株相場」となって欲しいものです。
自由な選択肢の広がりこそ、東証の盛況につながることでしょう。大型株だけでは、投資家は東証を敬遠すると思う。
テレビ番組でも、東京よりは「地方局」が人気だという。東証も発想の転換をしないと、どこかでソンをすることになる。
100円の株が1300円、「13倍」に化けた株価が「異常」だというのなら、それに近い銘柄はあちらこちらにある。
そのうち、取締官だけがいて東証には「投資家はゼロ」、つまり「ネズミ捕り」だけがいて国道には「交通量ゼロ」。
アリエヘン極論と笑うのは勝手だが、要するに「日本崩壊」の図式です。
この国の将来を真剣に考えるのなら、ほどほどに。

 40年前には、メンドクサイ法律の規定はありませんでしたから、ある意味「やりたい放題」でした。暴力団資金源にもなっていたらしい(風聞)。
だから闇社会撲滅、摘発の対象となった。あれこれウラもオモテもあるのでしょう。
今の時代を平穏に生き抜くには、少なくとも法律面での注意が欠かせない。官僚中心の管理社会が、逆に「日本社会の活力」を奪っている側面はある。
私のところにも「アヤシイ」メールが時々飛び込んできます。「君子危うきに近寄らず」。
「仕込んだら、前もってメールくれ」だって、「バカじゃない?」(大笑)。
私の「透視哲学」をバカにしてるのかなあ、はは。「占い師」だって、実際に評判が良くて、腕のいい人がいるのです(本が売れてる)。
文章から、品格、人柄、教養、心理、ほとんどすべて「透視」できます(時には顔付きも見えます)。
「株」の「透視」も同じこと。11年連続メルマガ執筆(100人にひとり)、てっちゃんが「唯一の正統派」を自認し、誇り高い理由です。

 30数年前の「投資ジャーナル事件」(もう時効のお話)も「NHK報道」がありました。
渋谷のNHK放送センターへ単身で出かけて行った私が、番組報道の趣旨を問いただした相手が朝7時の全国ニュースの竹下亘(今の復興大臣)キャスターです。
二人で、NHK内の喫茶店で2時間ばかり世間話と情報交換。警視庁の動向もだいたい聞きました。
火事とケンカは江戸の華というが、19000円台に乗せた今の東証には活気が無い。
にぎやかな株式市場が個人投資家の多くは好きなのです。「株はばくちじゃありません」なんて言うお行儀のいい人は少数派だと私は思う。FXは、さらにバクチ。
活況に水を差さないことを市場は希望している。公務員さんのような「定期昇給の給与」が民間の多くは非正規社員が多いから入らないのです。
NISA口座だって、6割以上が「様子見」だという。

 大手投資ファンドの「先物」による「株価操作」(巷間、噂になってる)も調査すべきでは?
いずれにしても、株価には仕掛けがあろうとなかろうと「波動」があります。人気にまかせるのが自然であり正論です。
大所高所から、「国民のために」何をすべきか。税金から給与を得る公務員の皆さんは「視点」を誤らないことだ。
可能ならばだが、「日経225先物」は「株価」なのかどうなのか、国会の場で内閣法制局長官に私は質問したい。
議員先生のどなたか、私の代わりにやってください。
何事もそうだが、毅然と、かつ公正に、適切に、広い視野で対処することが公務は特に肝要だ。水清ければ魚住まず。
エサのない国民は泣いている。岩盤の規制の壁を撤廃、これは安倍政権の「公約」です。

日経平均  18991.11+267.59
TOPIX  1546.63+ 20.96
売買高概算   21億8449万株
売買代金概算   2兆5226億円
時価総額   556兆5853億円
値上り銘柄数 1443  (昨年来)新高値 221
値下り銘柄数  295  (昨年来)新安値   0
変わらず    127
騰落レシオ(25日)130.24%ー0.84
サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●○○○●●○○●●○○
カイリ率(日経平均) 25日線比+3.29%  75日線比+7.07%
為替  1ド ル 121.24円+0.02
     1ユーロ 128.11円+1.42

 <市況見通し>
ついに19000円台、到達。15年ぶり。常識的には、主力株はここで一休みというパターンなのだが・・。
後は、新営業年度入り。そして次は、日銀のサプライズ金融緩和策。「安倍総理」の描く「シナリオ」は「日経平均23000円あたり」かなあと「推理」しています。
来月の統一地方選挙の結果がちょっと気にはなりますねえ。
仕手系株は、ヘンなニュースのおかげで下げ基調ですが、単に人気離散なだけで、もう1年以上前の出来事ですから、そんなに影響は尾を引かない。
ほとぼりが冷めるのを待ってじっくりと「安値拾い」が賢明。株には、新しい仕掛け主が時間をおいて出てくる。新しいネタも出る。そんなものです。
元々が、昨年来の「安値」を確認してから出直ってきてるわけです。現時点でも、下値余地は大きくはない。
上昇相場の「穴株」的な存在として逆張り。人のうわさも75日。「人の行く裏に道あり花の山」。

 一橋大学の調査によると、今の日本の所得番付上位1%は、年収1270万円以上、上位10%が年収580万円以上だそうです。調査機関によって、結果は違う。
いずれにしても、30~40年前から見ると、実感として3分の一以下に日本の国力は落ちているんだなあとの感触を持つ数字です。
当時のオカネモチというのは、少なくとも(今に換算して)年収5000万円以上だったように思う(私の実感)。
まだ経済の危機的な状況は続くけれど、隣国に「飲み込まれる」ほどにこの日本は衰退したわけじゃない。
今の安倍政権の「アベノミクス」経済政策が成功すれば、日本経済の危機的状況はかなり改善される。つまり「株高」は政権の命綱です。
国民一人ひとりのフトコロを豊かにするには「株」が即効薬です。

 確かに、ピケティー氏の理論によれば「格差」は、株をやってる人と、やっていない人との「間にも」存在するらしい。
だとしたら、少なくとも「株」をやっている当欄読者の皆さんは少なくとも日本では「エリート」の有資格者です。
競争社会で「遠慮」は無用。勝ち組になってください。

 大震災で日本の国力は落ちた。昨日で、東日本大震災から4年が過ぎた。
式典で、宮城県代表の15歳の女の子が言う。
「ガレキの中にいる目の前の母を救えなかった」。
「ありがとう、大好きだよ」そう言い残して「行かないで!」と叫ぶ母を後にして濁流に飛び込んで岸へ泳ぎついた。
「絆」、これが無ければ生きる意味は無い。夫婦、家族、友人、知人。
カネは無いと困るけど、生きられれば幸福だ。

 株高がこの国を救う最善の道である。個別にも、徹底逆張り、突っ込み買い。
私の経験則からだと、19000円の今、ほとんどの個人は「売り姿勢」だ。これで、「天井になる」ことはあり得ない。
いずれ、熱狂的に、みんなが株を買い始める時がくるのです。
生きる意味を問いかけ、凶悪犯罪の「芽を摘む」ことが、これからの「道徳教育」の主要目的でなければならない。