東証ダウ、憲法改正

  2015.1.28(水曜)音楽家哲学詩人法社会学者てっちゃんの株式教室(中央兜町音楽出版社、元東京経済企画室)

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 <東証ダウ>
かつては「東証ダウ」と呼ばれていた「日経平均」、もう30年近く昔のことだったと記憶するが「明日から、ニッケイヘイキンという名前に東証ダウの呼び名が変わる」と職場のデスクで聞いて、
株価ボードを見ながら「へえ! 日本経済新聞社というのはそんなにエライのか」という「違和感」を持ったのを覚えている。
今は、すっかり馴らされて「にっけいへいきん」という名前に違和感があるなどといえば「オマエ、バカか、アホか」と言われるのがオチだ。
大局観、大勢観に定評があるのが当欄の自慢だが、読者の皆さんからも相場の大きな流れは「てっちゃんの株式教室」を参考にしているとのお褒めの言葉が届いている。
今は、年初来1300円以上の急落となった「日経平均」が1ヶ月近くかけて戻してきて昨年来の「新高値」目前の位置にいる。
昨年末の衆議院総選挙の折には、トヨタなど一握りの大型株が「18030円」示現の先導役なのであって、多くの「その他の株」は音も無く「下落」し始めていた。
だから、ほとんどの投資家にとって、ここしばらくは「下がり続けていた東証」だったのである。
その証拠に、すべてのネット証券の個人口座は「追証」でマッカッカ、取引量も3~5割減少して、「大幅減益」だったのである。
その空気がやっと変わりつつある。

 もちろん「外人投資家不在」(彼らは史上最高値を更新したダックス指数のドイツ証券市場を中心に欧州に資金を振り向けている)の「東証」における主役はGPIFであり、日銀だ。
世界最大級の機関投資家が「徹底強気方針」なのだから(基本は、原油安による日本経済への追い風だと読む)、外国人なんかいなくたって株が下がるはずがない。
以前から、「日経平均東証ダウ)」と「NYダウ」の「乖離度」に「違和感」を感じているのだと「自説」を展開してきた。
少なくとも、今日段階では私の「直感」が的中しているわけだ。
そして、NYダウ299ドル安(ザラ場400ドル安超)の暴落を受けた今日の日経平均は、小幅ながらNYを跳ね返して続伸した。「異例の強さ」。
NYダウと「東証ダウ」は、とうとう「逆転」した。しかも、個別株も下がらなくなってきた。完全に「底入れした」と解釈している。
だから、上昇波動初期段階の今こそ、逆張り、突っ込み買いの好機なのである。

 底値、出遅れを徹底マーク。一度ストップ高したものは、一休みしてまたストップ高、そんな「強気イメージ」が功を奏する。
シビレを切らして、外国人も東証へ戻ってくるのは時間の問題。先手必勝。
ここのところ、先物中心に「カラ売り」を仕掛けてきた外国人筋、ヘッジファンドが損失を出して「踏まされている」らしい。
仮にの話だが、これから「ちょっとした大活況」になって、「日経平均新高値」「個別株も暴騰」となるのであれば(希望的観測)、要注意なのが「節分天井」の格言だろう。
いかんせん、まだ相場のサイクルは、それほど永続性は無い。
しかしながら、一ヶ月間の弱気相場を脱出しつつある現状は、2月以降も「方向性は」自信をもって「上を見ていればよい」という結論になるのだ。
慌てる**はもらいが少ない。いつも同じセリフですね、はっはは。「人の行く裏に道あり花の山」。

日経平均  17795.73+ 27.43
TOPIX  1429.92+  3.54
売買高概算   23億1264万株
売買代金概算   2兆3023億円
時価総額   514兆9357億円
値上り銘柄数 1237  (年初来)新高値 201
値下り銘柄数  505  (年初来)新安値   3
変わらず    120
騰落レシオ(25日)123.79%
サイコロ(日経平均) 7勝5敗 ●●○●○○●○○●○○ 
カイリ率(日経平均) 25日線比+2.50%  75日線比+5.78%
為替  1ドル 118.07円 1ユーロ 134.14円

 <憲法改正
集団的自衛権自衛隊法改正、現状の安保情勢は喧々囂々とかまびすしいわけだが・・。
今の自衛隊の中の、実際に私の耳に届いている日常の隊員間の会話も「アベは、本気でオレたちを最前線に行かせようとしている」との事例が多い。
現在の日本国憲法については、おそらく理想的な憲法として、世界の多くの国家から尊敬と称賛の対象となっている。
ただし、憲法9条については、当初から国民的議論があった。
専守防衛が基本だが、仮に自衛隊を「国軍」と規定すれば、多くの国際的な摩擦は生じるだろう。
しかし周辺国の脅威に日常的にさらされている現状から、あいまいな解釈に限界があるのは衆知のことだ。
また、基本的人権を基本理念とし、皇室を象徴的地位に置くことに現状は国民の間に何の異論も無い。
おそらく、今上天皇におかれても、また宮内庁の総体的な内意、空気としても、大きな変革はお望みになっていらっしゃらないものと推察する。
仮に、昭和天皇陛下がご存命であったとしても、先の第二次世界大戦の惨禍を踏まえ、平和国家日本の推進を強く希望されるものと思う。

 三島由紀夫的な思考が先走ると、今の国情およびグローバル視野から推察してかなり日本国にはリスキーな混乱を招きかねない。
この島国では、ファジーな中間性、中和性が国民的美徳とされ、今日までの日本文化の歴史上の経緯そのものである。
ヘーゲルマルクスの三枝弁証法にはなじまない。ある意味、「答えは無い」ほうがいい。
日本国民の間に現在の日本国憲法が70年の長きにわたって自然に融和し定着しているのは、本来的な温和な国民性に幸運なことにマッチしたからである。
誰が制定したか、論ずること自体がものごとの本質的意味合いにおいてナンセンスなのである。
むしろ、権力者に都合の良いように改悪されて、国民にとって「息苦しい」内容にいつのまにか「すりかえられる」リスクが大きい。
日常に使う道具類でも「使い勝手がよければ」どこの誰が作ったモノでも、メイドイン**でも「かまわない」のである。
「いいものかどうか」は、使用した本人が実感として確認していることだ。

 隣国のように、「他人を見たら泥棒と思え」というような民族意識、感覚はこの国には存在しない。
日本人と言うのは、よく言えば従順、悪く言えば基本的に「お人よし」なのである。
今後、どのような流れとなるか予断を許さないが、戦前の暗黒社会の再来を多くの国民は危惧している。
憲法改正は、あくまで現行憲法を主軸として、ぎりぎり最小限の改革に留めるべきものと考える。
専門用語で言うならば、あくまで「硬性憲法」の性格を保ち、「軟性憲法」への道を安易に開くべきではない。

 「仮想敵国」論議は、相手に合わせて装備を膨らませればよい。
私は、アメリカから中古の「航空母艦」を日本も購入すべきではと考えている。
今や、クリミヤ半島を支配したロシアは「経済が疲弊し」、いつどこでNATO軍と正面衝突するかわからない。
イラクでも、シリアでも、イエメンでも「第三次世界戦争」の火種がくすぶっている。
軍備と同時進行で、「おもてなし」で隣国の個人観光客を歓待することは、けっして二律背反ではない。
彼らの楽しい「日本旅行」の思い出は、必ずや、相互理解、危機管理の「歯止め」、世界平和の最後の砦となるだろう。

ラオックス251+14、アイフル388+15、キムラタン9、ブロメディ214+2、ソフトバンク7440+31、アクセルマーク6240+1000、
東電505+10、ミクシー4120+120、シャープ236+10、戸田工520+15